
日本
博多に降り立った翌日の朝。
知る人ぞ知る、
“退場ラーメン”と呼ばれた
あの名店へ行った。
看板のないアパートの前に
青いバケツがかけられたら
営業開始のしるし!
この“退場ラーメン”の理由は
下記の通り有名なコピペ抜粋。
↓↓↓↓↓
・最初にスープから飲まず 麺から食べたら退場。
・最初にスープを飲んだが 飲む前にかき混ぜてしまったら 退場。(最初はかき混ぜず、 そのまま飲むのが正解)。
・目の前にある辛子高菜はトラップ。 ラーメンを食べる前に食うと退場。
・店の前に駐車すると退場。
(ベンツなどコワモテ車だと可らしい)。
・子供は不可。 子供づれの時点で退場。
・喫煙不可。
・携帯撮影はもちろん 着信音が鳴っても退場。
・地図をもって店に入ると退場。
(一見さんお断りのため)。
・店内をきょろきょろ 見回しても退場(同上)。
・メニューを聞くと退場(同上)。
・大盛りを注文すると退場。
(メニューを知らないとみなされ後同上)。
・ラーメンについてウンチク語るのも不可。
・関西弁不可。(店主が嫌いらしい)。
・私語は避けたほうが良い。 黙ってるのが吉。
とまあ泣く子も黙る看板なしで
スープにかけてやってきた
気合いが垣間見られる
徹底的な退場ルールだ。
近年は時代の流れか
撮影もOKになったそうで、
そこそこ見回してもOK、
私語もまあ大丈夫そうと聞き、
少し緊張しながら
青いバケツを待った。
開店目安時間の10分ほど前、
半分くらい空いたシャッターから
店員が出てくると、
「お待たせしてすみません!」
ペコッと頭を下げる
礼儀の正しい店員に
拍子抜けしたのだった。
とはいえ油断は禁物。
店内に入ると念のため
大人しくすぐに席に着く。
迷いなく『元祖 博多クリーミー‼︎」と
張り紙されたメニューを横目に
ラーメン700円を頼んだ。
待つこと数分、テーブルの高菜にも
念のため手を出すことなく
無事この瞬間を迎えた。
「お待たせしました!
スープからどうぞ!」
そこには。
東京外食女史上、
最も白く美しいシチューのような
豚骨ラーメンがあった。
見るからに、クリーミィ。
とろっとろだ!
口に含むと、豚骨ラーメン独特の
ジャンキーさを感じると共に、
まあなんともわかりやすい
旨いラーメン…!
一口のスープで
電撃が走るようだった!
これは旨い…!
麺を持ち上げると、
ずっしりととろみたっぷりの
極上スープが絡みつく。
これを一気に啜ると
これまたたまげた旨さ!
無心になり、飲めば飲むほど旨い
スープにいよいよ高菜なんか
入れたりして一気に平らげた!
下調べによるとこのスープに
(危うく飲み干しかけた)
カレー替え玉が必須だという。
こちらも注文。
すぐに届いた替え玉には
濃厚なカレーソースのようなものが
絡められているようだった。
混ぜる前にそのまま食べてみる。
えー、もう旨い。
このまま食べても
旨いんじゃないか説に
後ろ髪を引かれながらも
替え玉ドボン。
真っ白なスープに
カレーが溶け出していった。
混ぜるとカレー色のスープに
すぐさま変身。
惜しいような不思議な気持ち…。
豚骨の香りにカレーの
スパイシーな香りが乗って、
立ち昇ったその香りに惚れ惚れ。
それではひと口。
!!!!!!!
これもまた旨い!
ただただ最初から最後まで
おいしいラーメン…。
無言でズルズルとあっという間に
ふた玉を完食。
「ありがとうございましたー!」
爽やかで気持ちの良い
挨拶に見送られ、
あまりの旨さに電撃が走ったからか
束の間の時間だった。
胃の中を博多ラーメンで一杯にして
東京行きの飛行機に乗った。
このラーメン食べずして
死ぬのは惜しい。
飛行機事故に遭っても
この胃の中のラーメンと
心中しよう!
看板がなくてもウェイティングが出る。
そんな店ってやっぱりいいね!
